「人は経験を通して本当に大切なものに気づける」水上雄一

 

これまでライターやブロガーという、「言葉」に関係するお仕事をされている方にインタビューさせていただきましたが、今回は一風変わって鍼灸師として活動されている水上雄一さんにお話をお聞きしました。


 

ーいまはお仕事は何されてるんでしたっけ?確か、鍼灸師をされてましたよね。

水上:いまは、山中鍼灸整骨院っていう整骨院で鍼灸師やってる。

それと、去年の8月にDotsっていう会社立ち上げて、人と人を繋げるような会社をやってんねんけど、やっとなんかやりたいことが、ずっと回り回って、最近できるようになって。

 

ーいいですね。その人と人を繋ぐっていうのは具体的には、どんな感じなんですか?紹介とか?

水上:そうそうそう。紹介とか色んな、ほんまにお金の話とかいうと、お金のつなぎとか。

こういう人紹介してほしいとかだったら、そういう人繋いだりとか、この人とこの人繋いだら面白そうやなぁとか。

そんなんやってる間に、結局自分繋がりたいの誰なんかなぁって思ったらそれが芸人友達で。

佐賀にオレの芸人時代のリーダーの人がおってんか。笑い飯さんって知ってるかな?

 

ー知ってます知ってます。

水上:ずっとインディーズ一緒にやらしてもらって、みんなで売れよーってやっててんけど、うちは上手くいかんかった。そのリーダーが2年くらい前まで東京でやっててんけど。

 

まぁ引退して、もう佐賀引っ越しちゃってんけど、それがすごい嫌で。

そいつが色んな仲間の夢を背負って頑張ってるような奴で、そいつが引退しちゃったからなんか、みんなの夢も一緒に終わっちゃった気がして。

「何してんの?」って聞いてみたら佐賀で銀行マンで営業みたいなこと嫌々やってるみたいなこと言ってて。

それがすごい嫌で、だからもう一回「そんな嫌なこと続けんやったらなんか一緒やろうや」ってことでいま迎えに行ってて、今年できるかなぁみたいな。

 

ーじゃあ今年は面白い年になりそうですね。もともとずっと芸人をされていたんですか?

水上:うん、そうな。最初、高校のとき一番、頭悪いグループやって。

勉強って何やねんみたいな感じやったけど、一日ほんま18時間くらい勉強して一応その辺の、関西学院大学とか受かったんよ。

いこうかなって思ってんけど、うちめっちゃ貧乏やから「第一希望の学校受かったら大学行かしたるわ。」って言われて。

それで「受かったで!」って言ってみたら「いや、あんたみたいなアホが学校受かる思てへんかったからお金貯めてないわー。」って言われて。

 

ーまじですか(笑)

水上:「え?」みたいなって、その頃奨学金制度とかも全然知らんかってんか。

だからお金なくていかれへんってなって、じゃあ好きなことしようかってことで、

アホなお笑いでもやろうかなーってお笑いやりだしてー、みたいなそんな感じ(笑)

 

本との出会い

ー動機が面白い(笑) じゃあ、本と出会ったのはその後ですか?

水上:本と出会ったのは、いつなんやろう(笑) 21歳で大阪にお笑いやりにきて、多分ほんまそんくらいの時よ。

 

ーお笑いはじめた頃に出会ったんですね。何ていう本ですか?

水上:アルケミストっていう。知ってる?

ー少年が旅するお話ですよね! 手に取ったときはどんな感じだったんですか?普通に本屋に入って?

水上:そうそうそうそう。

本屋に入って、なんかすげー昔話みたいな感じでなんかちょっとだけ読んでみて、なんかこれ面白そうやから買ってみようかなーみたいな。

そんなになんか期待して買った本じゃないねんけど。何が良かったって、オチ言ったら・・・(笑)

 

ーそうですね(笑)

水上:結局、宝モンっていうか大事なモンって、ずっと持ってるモンやったり、自分の最初に持ってるモンが一番大事やったり。

それをそのときは見つけられへんけど、自分が色んなことを経験した後やったら、それはすごい大事なモンやって思えるやんみたいな。

なんかそんな本やったかな。

 

ー色んな経験を通さないと、見えてこないものってありますね

水上:そうそうそう。

あん時は全然気付けてなかったけど、それは自分の見方が悪かったんやなって。

誰でも人を嫌いとかあるやろうけど、そういうのって結局自分の偏見なんだな、とか。

 

ーアルケミスト深いですね。

水上:アルケミスト深い(笑)

 

本を読んでから

ーじゃあアルケミストを読んでこう、人の良いところに気付けるようになったり?

水上:そうそうそうそう。

結局、物事全部自分次第なんやなぁとか。

これあかんやん、あれあかんやんって言ってたらあかんけど、なんでもこう、やってみたら「あ、面白いやん」ってなるときあるやん。

最初から決めつけたりしたらあかんなぁとか、そんな感じかな。

 

 

これからのこと

ーこれからやりたいことっていうと、さっきおっしゃっていた芸人仲間さんと何かしたいってことですよね。

何をするのかは具体的に決まってるんですか?

水上:具体的にね、やっぱ面白いことってなかなか決めにくかったりするやん。

リーダーが佐賀から出られへんから、とりあえず今半年必死にそれ考えようって思って。お金儲けよりも、面白くずっとやっていけるようなことかな。

 

なんかその頃、20代の頃とか腹抱えて面白かったのに、まぁ芸人やってたからとかもあるけど。

今ちょっとそんな感じでもなく「面白いけどまぁ、一生懸命やってるけど、なんかね。」みたいな感じやから。

だから心から動けるような気持ちを大事にしていきたいね。

 

おわりに

水上さんのように一冊の本を通して、大切なことに気づけるなら、本に秘められた価値だったり可能性というものは計り知れないものだと感じます。

出版不況だとか、本が売れない時代と言われていますが、だからこそ本当にいい本と、選択肢を届けていきたいと、このインタビューを通して思いました。

 

アイキャッチ画像提供:水上雄一

水上雄一関連リンク
山中グループホームページ

 

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